こんにちは!枚方の司法書士 尾花健介です。

もちろん枚方だけでなく、寝屋川市、香里園、樟葉、守口市、門真市、四条畷市、東大阪市など、枚方を中心とした関西全域に対応している司法書士として活動しております。

今回の記事では、法律的観点からのみの話題ではなく、相続の開始である、臨終から葬儀を実施するまでの、一連の流れについての情報を取りまとめてみました。

ご臨終の迫った、ご家族様にとしても、近親者の死亡はごく日常から発生する話でも無く、突然、当日を迎えてどうしたらいいのか分からなかった、と仰るかたは多いです。

各ご家庭の事情に応じて、若干、実施される内容は異なっては来るでしょうか、今回の記事で、概ね、実施されるであろう、被相続人の相続の発生(当事者の死亡確認)から、葬儀の実施に至るまでの概ねの内容を、まとめてみましたので、気になる方は、どうぞご参考いただければと思います。

1.死亡確認

故人が病院で亡くなった場合と、それ以外の場所で亡くなった場合で流れが異なります。病院で亡くなった場合は、医師が死亡確認を行い、霊安室に運ばれます。

自宅などの病院以外の場所で亡くなった場合は、かかりつけ医に来てもらうか、救急車を呼びましょう。

突然死や事故の場合は警察にも連絡する必要があります。検視が必要と判断された場合、ご遺体は警察署に運ばれます。

 ご遺体は病院や警察署で長時間保管することはできません。自宅か遺体安置所に搬送するように伝えられます。一般的に、遺体の搬送は葬儀社が行ってくれます。あらかじめ決めている葬儀社があれば、その会社に連絡をし、決まっていなければ急いで葬儀社を決める必要があります。

2.葬儀社について

葬儀社とは、これから執り行う葬儀をプロデュースする会社ことをいいます。

混同される方が多いのが、斎場会社です。斎場は、葬儀や火葬を行う場所で、民営のものと公営のものがあります。

価格は安いが、予約が取りにくいのが公営の斎場。

価格は高いが、設備等が優れているのが民営の斎場という傾向があります。最初に葬儀社と連絡を取り、打ち合わせの中で希望の斎場を選びましょう。

3.そもそも葬儀とは?

葬儀社に連絡をする前に、葬儀にまつわる必要最低限の知識を整理しておきましょう。

(※ご家族様の所属されておられる、宗派、宗教団体様によって、個別のやり方の違いが在る場合があります。)

葬儀に慣れている人などいませんが、葬儀社との打ち合わせでは、普段聞き慣れない専門用語がたくさん出てきます。

まず限『葬儀』は、通夜、葬儀式、告別式、火葬までを包括する言葉としてつかわれます。

『通夜』とは、葬儀式・告別式の前日に親族や親しい友人などのゆかりの深い人が集まり、夜通し灯りを消さずに遺体を見守る儀式を言います。

夜通しということが通夜の語源となっています。

現在では、防火の観点から、18時から始め21時には儀式を終える『半通夜』が多くなっています。

通夜は葬儀式・告別式の前日に行うのですが、斎場の予約状況や、友引(六曜の一つ)や年末年始の休業日と重なり、葬儀式・告別式をすぐには行えないことのあります。

六曜って何のこと?

日本の暦において「その日の運勢を示したもの」です。

大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅があります。

友引に葬儀を行うのは、「友を冥土にひく」という理由から不吉とされ、多くの斎場は、多くの斎場は、友引を休業日としています。

土日祝日も大抵の斎場は営業していますが、年末年始だけは休業している場合がほとんどです。

まずは、葬儀式・告別式の日程を決め、その後に通夜の日を決めることになります。

葬儀式と告別式の違い

葬儀式は、親族や親しい友人が故人の冥福を祈るための宗教的な儀式です。

告別式は、会社関係者や近所の人などと、今生のお別れをするための社会的な儀式と位置づけられています。

このような意味合いの違いから、葬儀式では読経(お経を読むこと)を主とし、告別式では弔辞(亡くなった方を偲ぶスピーチ)や焼香が主とされています。

近年では、葬儀式と告別式と火葬までを同日に行うことが増えているようです。

また、近年では、亡くなられた方の生前からの希望や、ご親族様の希望によって、通夜や葬儀式・告別式などを行わず、火葬のみを行う“直葬”という方法を採られるご家族様も増えています。

また、冒頭でも書きました通り、葬儀の流れや様式につきましては、地域の習慣や、所属されておられる宗派、団体様によって異なる場合がありますので、それらの点を踏まえた上で、地域の葬儀社などにご確認・ご相談いただくのがよいかと思われます。

4.喪主とは?何をする人?

喪主とは、遺族を代表する葬儀の主催者をいいます。

故人の供養、寺院との連絡、遺族代表としての挨拶、弔問客への応対、年忌法要の主催等を、遺族を代表して行います。

また、喪主と似たもので、施主という役割があります。

こちらは、喪主とは別に、葬儀の金銭的負担を負う人を指します。現代では、喪主と施主は同一となる場合が多いですが、喪主に経済力がない場合などには、喪主とは別に施主を設けることもあります。

訃報の連絡はどうすればいい?

訃報の連絡は、電話で行うのが最も迅速で確実です。

会社関係者など、伝える人が多い場合には、代表者1人に伝えて、あとは会社側で連絡をしてもらえれば親族の負担は軽くなります。

訃報の連絡は、血縁関係の濃い親族や縁が深かった人には、亡くなった事実だけを先に連絡し、葬儀の日程や場所が決まり次第、再度連絡するようにしましょう。

それ以外の人には、訃報の連絡とあわせて葬儀の連絡を行います。

伝える内容は、自分が誰であるか(故人との関係)、いつなくなったか、葬儀の日時・場所・形式、喪主の名前と間柄、連絡先などです。

手紙は丁寧だが、間に合わない?

手紙による連絡は、一度に多くの人に知らせる事には向いていますが、発送から到着まで時間がかかるため、葬儀に間に合わない可能性があります。

葬儀は家族だけで行い、亡くなった旨の連絡だけを目的とする場合であれば、手紙もいい手段でしょう。

電話番号や住所がわからない場合には、故人のLINEやSNSを利用するのも1つの手です。

しかしSNSに告別式の開催情報をアップした場合には、当日の来場者が予想外に多くなり、葬儀会場のキャパオーバーも想定しておかなければいけません。

高齢の方や目上の方から、不快に思われる可能性もあるので、注意しましょう。

まとめ

当事務所では相続手続きのサポートを積極的に行っております。

ご葬儀が無事に済みまして、もしも、預貯金や不動産の相続手続きが必要な場合には、まずはお気軽に当事務所へご相談ください。

相続開始の初期にご相談を頂ければ、相続財産の手続きに先立ちまして、対応方法の全体像をお伝えすることが可能です。

他にも、相続した不動産の売却処分(換価分割)でもお困りなら当事務所まで是非ご相談ください。⇒不動産相続 相続登記お任せプラン 相続の開始から売却までのご相談にも対応いたしております。

なお、相続や遺言のことをもっと詳しく知りたいという方は、下記の“総まとめページ”の用意もありますので、是非ご参考になさって下さい。

枚方市・交野市・寝屋川市の皆さんへ、相続・遺言・遺産分割のまとめ情報

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